PD Particles でのペイント

このチュートリアルでは、プリセットの 冬の木の枝 の初期設定を例に解説します。
このプリセットは、[パーティクル設定] タブの一番右下にある [取り込み] ボタンで選択することができます。

あるいは、左上にある [プリセット] ボタンの [パーティクルス] メニューから選ぶこともできます。


数回ブラシでストロークするだけで、 左のように描画されます。

 
[パーティクル設定] タブのパラメータを一部変更してみます。

たとえば、3D プログラムにマッピングするテクスチャ用の樹木の画像を作成しており、アルファ チャネルのデータも生成するとします。

[ライン] スタイルではなく、[ライン + アルファ] スタイルを選択します。

このスタイルを選択すると、パーティクルは周囲にアルファ チャネルの選択マスクを伴う細いラインとして描画されます。

 
処理を取り消す場合は、ショートカットの U キーまたは Control + Z キーを押します。

あるいは、[ツール] パネルの [描画ツール]部分にある大きい X 字型のアイコンをクリックすると、現在のキャンバスをクリアすることができます。

[イメージ] メニューにも、クリア オプションとそのショートカット(Shift + K キー)があります。

X 印のアイコンを右クリックすると、白または黒に消去したり、選択範囲のみを消去(選択範囲がある場合)するオプションが表示されます。

デフォルトでは、補助カラーに消去されます。


 
もう一度描画すると、ペイントされた枝の周囲が、アルファ チャネルの選択マスクがあることを示して、波打つように強調表示されます。

PD Particles ウィンドウの一番上のメニュー バーに「(アルファ)」と表示され、アルファ チャネルの選択マスクが存在することを示します。

 
先細ライン スタイルを使ってアルファ チャネルも生成する必要のある場合は、[先細ライン + アルファ]を使用します。

先細ラインは最初のサイズから徐々に細く描画されます。



[サイズ] スライダーでは、パーティクルの初期サイズを設定することができます。 初期サイズでパーティクルの描画が開始され、寿命期間をかけてサイズ ゼロまで徐々に細くなります。

同じ枝をサイズを変えて描画することにより、距離によって太さを変えて、遠近法の効果を出すことができます。


 
放出寿命 を増やすと、長い枝を描いたり、全体を高くすることができます。 パーティクルはスプリット数と角度にしたがって分岐されます。寿命は枝ごとの設定であり、この分岐する枝の長さを制御します。 寿命を固定したままスプリット数を増やすと、全体の長さも長くなります。


左は先細ライン + アルファを使用した例です。

幹の中心に近づくほど、枝が繁茂するように描画されていますが、 それでもまだ、シンメトリーで「完璧」な印象です。 パラメータ設定をランダム化すると、角度、寿命などのパラメータが変化しながら樹木が描画されて、より自然に描くことができます。

左は、寿命を長くしスプリット数を増やすなど、いくつかのパラメータ設定を変えて描画した例です。

ほかにも 抵抗 など、さまざまなパラメータやエフェクトがあります。抵抗 の値をマイナス値、0.0 〜 1.0 の値、1 より大きい値に変えて描画してみましょう。

グラデーションでの色の変更

冬の木の枝 の初期設定では、どの枝もやや暗く表示されます。 パーティクルの色はグラデーションの設定に応じて変化します。この例のグラデーションは全体的にかなり暗い色に設定されています。 [番号] で、別のグラデーションを選択することができます(現在のグラデーション設定も入れて 8 つの設定が使用できます)。

あるいは、現在選択しているグラデーションを変更することもできます。

グラデーション バー(例では、全体が暗く表示された部分)をクリックします。

[赤]、[緑]、[青]、[不透明] のカラー タブから、変更するカラー チャネルを選択します。 ここで、グラデーションの変化する過程をインタラクティブに変更することができます。 左から右へのグラデーション カラーは、パーティクルの寿命の開始から終了までの色の変化を示します。

この例では、パーティクルは暗赤色で始まり、暗緑色から暗青色で終了します。

グラデーションの左右で赤と青のレベルを少し上げ、中央部でも緑色を加えてみます。

カラーボックスから色をドラッグして、 グラデーション パネル下方のルーラーにドロップすることもできます。

グラデーションは、複数の設定から選択できます。

グラデーションは、さまざまな効果をあげることができる強力な機能です。 色だけでなく不透明度(または透明度)も調節することができます。 たとえば不透明度を落とすと、細い草を描くことができます。 草むらの先端で急に不透明度を 100% まであげると、先に花が咲いているように見せることができます。

不透明度を使って、細い毛先を描くこともできます。


上で設定したグラデーションでペイントすると、さまざまな色合いや濃淡のある枝が描画されます。

全体的に、枝に同じ色合いをつけることもできます。 これには、まず [色混合] チェックボックスをオンに設定します。 カラー モデルやカラーボックス、色相環で別の色を選択します。 すると、標準カラー(左マウス ボタンまたはタブレット ペンで選択した色)が色合いのコントロール カラーとして使用され、オレンジや緑の色合いを簡単につけることができます。

フォグ オプションもあります。 フォグ(Fog)は色として「加算」されますが、色合い(Tint)は「乗算」処理される点が異なります。 色合いオプションは、同じ樹木を使用して、少しずつ色合いの異なる樹木を簡単に描画する場合に、効力を発揮します。

下の画像も、数秒で簡単にペイントできます。
(クリックすると、オリジナル画像が HDTV 解像度で大きく表示されます。)


ゲームの環境マップとして使用したり、Carrara などの 3D プログラムでグローバル イルミネーション レンダリングの
背景画像として使用する新規画像を、簡単に作成することができます。

色修正用のフィルタもいくつか用意されています。 グラデーションに色を再マッピングしたり、
色調整フィルタを使用して冬景色のように見せることもできます。


画像の保存

保存は頻繁に行うようにしてください。

ここでは Default Targa (*.tga) 形式で保存します。
Windows のエクスプローラで、Targa 形式の画像ファイルをサムネイルで表示させることができます。 この機能はデフォルトでは利用できませんが、拡張機能をロードして追加することができます。 free download に、Greggman 氏が作成したプラグインがあります(このサイトにあるプラグインの一部は、PD Particles でも使用できます)。

保存する際には、必ず Default Targa 形式を使用してください。 [ファイルの種類] には別の .tga オプションも表示されますが、このオプションはアルファ チャネルを保存する機能は提供していなかったり、逆に不要なときにアルファ チャネルを保存する可能性があります。

もっとも安全で最適の保存形式は、Default Targa 形式です。


Default Targa オプションを選択すると、ピクセル深度を指定するダイアログが表示されます。 アルファ チャネル データも保存する場合は、必ず 32 ビットを選択するようにします。

アルファの消去

アルファ付きでペイントした後、単純に画像を消去しただけでは、アルファ チャネルは消去されません。 選択マスクが残されます。

アルファ チャネルは画像とは別に消去します。
ショートカットの Control + D キーを使用して、選択範囲を消去します(アルファ バッファも消去されます)。 または、[アルファ] メニューから [アルファの消去] オプションを選択します。

[アルファ オン/オフ] でオフに設定して、実際にアルファ チャネルを消去することなく、一時的にアルファ チャネルを非表示にすることもできます。

ウィンドウの外から描画する

キャンバスの外から描画を開始する必要のある場合もあります。 この場合、ズームアウトすると、アクティブな描画可能領域の周囲に灰色の領域が表示されます。

または、キャンバスを表示するウィンドウをドラッグして拡大しても、外側に灰色領域を表示できます。 たとえば、キャンバス ウィンドウの一番下や一番上の境界線をクリックしてドラッグします。

左のように、白い描画可能領域の周囲に灰色領域が表示されます。

この灰色領域にカーソルをあててブラシ ストロークを開始して、 ここからキャンバス内に移動しながら描画することができます。あるいは、境界ぎりぎりの外側をストロークすることにより、 パーティクルの一部を描画可能領域に放出させることができます。

この機能により、画像の一番下から樹木や草むらを描くことができます。つまり、アルファ マスクが有効なテクスチャを、下方に余白を残さずにペイントすることができます。 こうして、3D シーンでビルボード ポリゴンを地上に配置するだけで、描画した樹木が地上から生えているように表示させることができます。




パーティクル設定の保存


パラメータを最適に設定したブラシやパーティクルを今後も使用する場合は、その設定を保存します。

[パーティクル設定] タブの下方の [取り込み] ボタンの隣にある [保存] ボタンをクリックします。

PD Particles では、パーティクル設定を拡張子 .opt のファイル(Optipustics ファイル)に保存します。

このファイルに名前をつけて [保存] ボタンをクリックします。

パーティクル設定ファイルは、Notepad などのテキスト エディタで編集することができます。

Freebies サンプル セクション

PD Particles ユーザーの作成した
 パーティクル設定のサンプル集.

設定を保存すると、すぐに、この .opt ファイルが [取り込み] の一覧に表示されます。


ウィンドウの左上、メニューの下にある [プリセット] ボタンに表示されるメニューに、保存した設定を表示させるには、PD Particles をいったん閉じてから再起動する必要があります。