第2回 パソコンだけじゃなく、保守に対する意識にも
    改造が必要です!

今回は、StandbyDiskの導入"ハードウェア編"です。

それでは、実際にオフィスで使用してるパソコンを用いて、StandbyDiskを導入する手順を説明していきます。
今回使用したパソコンは、ソルダム株式会社の"FOCUS 1000V (SHADING ONE)"です。
マザーボードにVIAのEPIA-M10000を採用した、静音性とパフォーマンスを兼ね備えたコンパクトPCです。
3Dゲームやレンダリングなどのハイパフォーマンスを要求するような用途には向きませんが、オフィスでのビジネス用途や、ちょっとしたサーバー、図書館やインターネットカフェなどでの幅広い用途に応える一品です。置く場所を選ばないデザインの良さもポイントが高いです。

FOCUS 1000V (SHADING ONE)
SOLDAM Online

このパソコンは仕事用として使用しており、WordやExcel、メールやWebブラウジングなどに使用しています。
中には仕事用のデータや、お得意先のアドレス帳といった大切なデータも入っています。
定期的にファイルのバックアップを行ってはいますが、ウィルスやハードディスクのクラッシュといった突発的に起こり得るトラブルには対応することができません。
そこで、ハードディスクを増設し、StandbyDiskを導入します。

PCケースを開ける(※1)

 

写真を見ていただくとわかると思いますが、このパソコンは本来3.5インチのハードディスクを1台のみ取り付けて使用するように設計されています。
そこで、今回は2.5インチのハードディスク2台を使用してちょっとした改造を行います。
そのために、以下のようなパーツ(※2)を用意しました。


ハードディスクの取り付け

では、さっそく作業に取りかかります。
まずは、今まで使用していた3.5インチのハードディスクを取り外します。

次に、2.5インチのハードディスク2台をマウントできるアダプタを組み立てます。

 
3.5インチハードディスクと同じく40GBの容量をもつ2.5インチハードディスクを2台用意。
 
  これが、2.5インチハードディスク2台を
マウントすることができるパーツ。
 
2.5インチハードディスク2台をマウントした
ところ。
 
  2.5インチハードディスクのコネクタを、
3.5インチのコネクタに変換するアダプタ。
完成!

さて、これでハードディスクの用意はできました。しかし、ハードディスクをケースに組み込む前にやっておかなければならないことがあります。
それは、いままで使用していた3.5インチハードディスクのデータを、2.5インチハードディスクの片方にコピーすることです。
そのため、3.5インチハードディスクと2.5インチハードディスクの片方を接続します。
その際に、2.5インチハードディスクが"スレーブ(※3)"になるようにジャンパーピン(※4)を設定する必要がありますので注意してください。

 
3.5インチハードディスクと2.5インチハード
ディスクの片方を接続
  3.5インチハードディスクがマスターなので、2.5インチハードディスクはスレーブに設定。

接続が終わったらWindowsを起動し、接続したハードディスクが正常に認識されているかを確認するために、Windowsの"ディスクの管理"を開きます。
[マイコンピュータ]アイコンの上で右クリックし、メニューから[管理]を選択します。

[コンピュータの管理]が起動したら、画面の左側にあるツリーから[ディスクの管理]を選択します。

取り付けた2.5インチハードディスクが未使用の新品である場合は、以下のような画面が表示されることがあります。

 
"ディスクの初期化と変換ウィザードの
開始"画面。[次へ]をクリック。
(画像クリックで拡大)
 
  "初期化するディスクの選択"画面では、
接続した[ディスク1]を選択(チェックを入れる)して[次へ]をクリック。
(画像クリックで拡大)
 
 
"変換するディスクの選択"画面では、
すべてのチェックを外して[次へ]をクリック。ダイナミックディスク(※5)には変換しないでください。
(画像クリックで拡大)
 
  "ディスクの初期化と変換ウィザードの
完了"画面で[完了]をクリックすれば
認識処理は完了。
(画像クリックで拡大)
 
認識完了!
(画像クリックで拡大)

ハードディスクが正しくされていることを確認できました。

次回は、StandbyDiskを使用して3.5インチハードディスク内のデータを、2.5インチハードディスクにコピーする手順を説明します。

第3回 ハードディスクのアップグレードにも使えます

































































※1
PCケースを
開ける

自作PCにおいては一般的な行為であるが、メーカー製のPCの場合、ケースを開けることでメーカー保証が受けられなくなることがあります。
この点を十分理解した上で、作業を行ってください。













※2
以下のようなパーツ
ネジなどの細かいパーツは省略しています。




































































































































※3
スレーブ
一般的なIDEコネクタは、プライマリとセカンダリという2つのチャンネルで構成されている。そして各チャンネルには、マスターとスレーブといった2つの位置づけがあり、通常OSを起動するハードディスクは"プライマリのマスター"に設定しておく。そのため、ここではデータをコピーする先のハードディスクをスレーブに設定する。


※4 ジャンパーピン
電子機器に用意されている小さな金属のピンのことで、ピンの接触方法により違った動作をさせることができる。ハードディスクにおいてはマスター(MA)、スレーブ(SL)、ケーブルセレクト(CS)を設定するために設けられていることが多い。
ただしSCSI規格のハードディスクに関してはこの限りではない。

























































































※5
ダイナミックディスク
Windows 2000から追加されたディスクの管理機能。複数のハードディスクを1台のハードディスクのように扱ったり、ソフトウェアRAIDを構築することができる。ただし、ダイナミックディスクに変換してしまうと、パーティションの管理方法が変わってしまうため、一部のアプリケーションでは不具合が発生することがある。また、一度変換してしまうと、元に戻す時にはパーティションを再構成する必要がある。
ダイナミックディスクに対して、通常の状態をベーシックディスクと呼ぶ。


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