第3回 ハードディスクのアップグレードにも使えます

前回は、3.5インチハードディスクと2.5インチハードディスクを接続するところまで作業を行いました。今回は、StandbyDiskのインストールから、ハードディスク内のデータをコピーするまでを説明した"ソフトウェア編"です。

ただのファイルコピーではなく、ハードディスクの
  アップグレード(※1)を行う

ハードディスク内のデータをコピーする場合、みなさんはどのような作業を行いますか?
通常は、Windowsのエクスプローラーを開き、コピーしたいファイルをドラッグアンドドロップしたり、コピー&ペーストを使用してデータのコピーを行っていると思います。
たしかに、普通のデータだけが保存されているハードディスクであれば、それでもかまわないのですが、Windowsがインストールされているハードディスク場合はどうでしょうか?
Windowsがインストールされているハードディスクの場合は、たとえすべてのファイルをドラッグアンドドロップや、コピー&ペーストでコピーしてもコピー先のハードディスクからは起動することができません。(Windows3.1やWindows9x系はその限りではありませんが)
これは、 ファイルコピーだけではOSの起動に必要なMBR(※2)の情報や、ブートローダ(※3)がコピーできないからです。

では、MBRやブートローダも一緒にコピーするにはどうしたらよいでしょうか?
そこで、StandbyDiskを使用します。StandbyDiskを使用して3.5インチハードディスクと2.5インチハードディスクを同期することで、MBRやブートローダもコピーすることが可能です。

StandbyDiskをインストールする

さっそくStandbyDiskのインストールについて説明していきます。
StandbyDiskのCDをCD-ROMドライブに挿入すると、自動的にインストーラーが起動するようになっています。
CDの自動起動が無効になっている環境では、[マイコンピュータ]を開き、StandbyDiskのCDを挿入したCD-ROMドライブのアイコンの上で右クリックし、メニューから[開く]を選択します。CDの内容一覧が表示されたら、[Autorun.exe]をダブルクリックします。
※[Autorun.exe]と表示されずに、[Autorun]と表示されたファイルが2つ表示されている場合は、CDのアイコンがついている方をダブルクリックしてください。

 
インストーラーが起動。
(画像クリックで拡大)
  "StandbyDisk InstallShield ウィザードへ
ようこそ"画面では、[次へ]をクリックします。
(画像クリックで拡大)
 
 
"使用許諾契約"画面では、ライセンス契約書の内容を一読してから[はい]をクリック
します。
(画像クリックで拡大)
  "情報"画面には"Readme.txt"の内容が
表示されます。内容を一読してから[次へ]を
クリックします。
(画像クリックで拡大)
 
 
"ユーザ情報"を入力して[次へ]をクリック
します。個人の場合は会社名に [none] と
入力します。
(画像クリックで拡大)
 
  インストール先の指定ができます。
通常はそのまま[次へ]をクリックします。
(画像クリックで拡大)
 
"ファイル コピーの開始"画面には、
現在の設定内容が表示されています。
問題がなければ[次へ]をクリックします。
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  ファイルのコピーが終わるまで待ちます。(画像クリックで拡大)
 

Adobe Reader(※4)がインストールされていない場合は、Adobe Readerのインストールを促すダイアログが表示されます。
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  インストールの完了。そのまま[完了]を
クリックします。
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以上で、StandbyDiskのインストールは完了です。

StandbyDiskの設定を行う

次はStandbyDiskを設定してハードディスクのアップグレード処理を行います。
"InstallShield ウィザードの完了"画面で"StandbyDisk設定ウィザードを起動する"にチェック入れていた場合は、[完了]をクリックした後に"StandbyDisk バックアップ設定ウィザード"が起動します。
チェックを外していた場合は、[スタート]メニューの[プログラム]→[StandbyDisk]→[ユーティリティ]→[設定ウィザード]を起動します。

 
"バックアップ設定ウィザードへようこそ !"
画面では、そのまま[次へ]をクリックします。
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  "カレントディスク"画面では、カレントディスク(コピー元となるディスク)を選択します。
(画像クリックで拡大)
 
"スタンバイディスク(※5)"画面では、
コピー先となるディスクを選択します。
(画像クリックで拡大)
 
  "カレントディスクのボリューム"画面では、
カレントディスク内の任意のパーティション
だけを選択することができます。
また、同期先のパーティションサイズを変更することも可能です。
(画像クリックで拡大)
 
 
これまでの設定内容が表示されます。
問題がなければ[完了]をクリックします。
(画像クリックで拡大)
  この警告に対して[はい]をクリックすると、
スタンバイディスクに設定したハードディスク内のパーティションが初期化されます。
問題がなければ[はい]をクリックします。
(画像クリックで拡大)
 
 
この警告に対して[はい]をクリックすると、
カレントディスクのデータをスタンバイ
ディスクにコピーする作業が始まります。
問題がなければ[はい]をクリックします。
(画像クリックで拡大)
 
  データのコピーが終わるまで待ちます。
(画像クリックで拡大)

コピー完了!

"スケジュールウィザードを自動実行する"のチェックを外し、[完了]をクリックします。
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スタンバイディスクが正しく構成されていることを確認するために、Windowsの"ディスクの管理"を開きます。

ディスクの管理で正常に認識されている様子。
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ここまでの作業で、3.5インチハードディスクから2.5インチハードディスクへのアップグレード作業は完了です。

次回は、2.5インチハードディスク2台をPCケース内に収納し、これからの運用に備えた設定を行います。

第4回 スケジュール同期で安心運用





※1
ハードディスクのアップグレード
今まで使用していたハードディスクの内容を、そっくりそのまま新しいハードディスクにコピーして乗り換えを行うこと。ただのデータコピーではなく、コピー先のハードディスクからもOSが起動できるように、MBRやブートローダもコピーする点がポイント。
よりサイズの大きいハードディスクや、高速なハードディスクに乗り換える時、元のハードディスクの調子が悪くなってきた時などに行う。

※2 MBR
Master Boot Recordの略。
パソコンを起動してから、ハードディスクを読み込む時、1番最初に読み込まれる部分(セクタ)。ハードディスクに存在しているパーティションの数やサイズ、種類、OSがインストールされているパーティションがある場合は、そのOSをどのように起動するかといった情報が記録されている部分。
MBRの情報が無ければ、ハードディスク内にOSのシステムファイルがすべて書き込まれていても、 OSを起動することはできない。
MBRを破壊してOSを起動できなくするウィルスも存在する。

※3 ブートローダ
OSを読み込んで起動させるためのプログラム。
WindowsNT系のOSには、"NT Boot Loader"と呼ばれるブートローダが使用されている。
Linuxでは"LILO"や
"GRUB"と呼ばれる
ブートローダが使用されている。




































































※4
Adobe Reader
Adobe PDF形式のファイルを開くためのプログラム。StandbyDiskのユーザーガイドはPDF形式で収録されているため、コンピュータ上でユーザーガイドを参照するためにはインストールしておく必要がある。








































※5
スタンバイディスク
StandbyDiskで同期設定を行う場合、同期元となるディスクを"カレント・ディスク"、同期先となるディスクを"スタンバイ・ディスク"と呼びます。


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