第7回 Windowsの"システムの復元(※1)"機能は
        万全ではない


今回からは、"マニュアルには載っていないStandbyDiskのちょっと変わった使い方"を紹介していきたいと思います。

ハイジャッカー(※2)を一網打尽に

みなさんはハイジャッカーの被害に遭ったことはあるでしょうか?
ハイジャッカーと言っても、飛行機やバスを乗っ取る犯人のことではありません。
広告メールや、掲示板の書き込みなどのアドレスをクリックしたとたんに、OSやInternet Explorerの設定を勝手に変更してしまうプログラムのことです。

最近は、Windowsやブラウザの脆弱性をついたハイジャッカーが増えてきました。
ウィルス駆除ソフトなども対応を始めましたが、1度ハイジャッカーの被害に遭った環境を完全に元に戻すことは実質上不可能です。よくてデフォルトの設定に戻す程度です。
Windowsの"システムの復元"機能程度では復旧すらできません。
では、せっかく使いやすくカスタマイズした自分の環境を、 いつまでも保持し続けるにはどうしたらよいでしょうか?

ハードディスクのイメージを外部に保存しておき、トラブルが発生した時にイメージを復元するソフトウェアや、OSに対して一切の変更を行えないようにするソフトウェアが販売されていますが、前者は別途イメージの保存場所が必要であり、復元にも時間が掛かります。後者はWebブラウジング中にダウンロードしたファイルなども全て失われてしまいます。

では、StandbyDiskを使用して、ハイジャッカーからパソコンを救ってみましょう。
※Webブラウジングを行う前に、スタンバイディスクとの同期を行っておいてください。

 
Webブラウジング開始。
画面はブラウザのデフォルトページに設定しているサイトです。
(画像クリックで拡大)
 
  お気に入りの掲示板をチェック。
(画像クリックで拡大)
 
ファイルがアップロードされているようなのでダウンロード。
(画像クリックで拡大)
  なにやらリンクが貼られている。
ちょっとあやしい気もするけど・・・
(画像クリックで拡大)
 
 
うわっ!画面いっぱいにあやしいページが開かれた!とりあえず"Alt+F4(※3)"で
閉じてしまおう。
(画像クリックで拡大)
  もう一度ブラウザを開いてWebブラウジングの続きを・・・あ!デフォルトページが
変わってる!
(画像クリックで拡大)
 
 
設定画面を確認すると、アドレスが書き
換わっている。
[標準設定]をクリックしても元に戻らない・・・
(画像クリックで拡大)
 
  仕方がないので、手打ち入力でアドレスを
変更。
[OK]をクリックしてブラウザを再起動する。
(画像クリックで拡大)
 
 
むむ、設定が反映されない・・・
(画像クリックで拡大)
  何とか元に戻そうと、いろいろ試しているうちにOSが不安定になってしまった。
(画像クリックで拡大)

どうやらハイジャッカーに乗っ取られてしまったようです。
このOSをこのまま使い続けるのは危険です。一度電源を切って、スタンバイディスク側からOSを起動しましょう。(スタンバイディスクへの切り替えについては、コラムの第5回もしくは第6回を参照してください)

 
スタンバイディスクからOSを起動する。
(画像クリックで拡大)
  ブラウザを開いてみると、元の設定が
残っている。
(画像クリックで拡大)

さて、ブラウザが元に戻ったのは良いのですが、せっかくダウンロードした300MB以上のファイルをもう一度ダウンロードするのは面倒です。
今度は、元のディスクからダウンロードしたファイルだけを取り出しましょう。

 
まずは、StandbyDiskを起動します。
ここで[バックアップ]ボタンをクリックしない
ように注意してください。
(画像クリックで拡大)
 
  目的のファイルを探し出し、
"ファイル・フォルダの個別復元"を
行います。
(画像クリックで拡大)
ファイルが復元されました!
(画像クリックで拡大)

ファイルの復元が終わったら、ハードディスクの同期を行い元のハードディスクに現在の正常な状態を上書きします。
同期の完了後、元のハードディスクからOSを起動すれば、ハイジャッカーの無い元の状態に戻っています。

どうでしょう?今回はハイジャッカーを例にあげましたが、他にもいろいろな使い方がありそうです。みなさんも"自分なりの使い方"を探してみてください。

第8回 外付けハードディスクをスタンバイディスクに

※1 システムの復元
WindowsMEから搭載された機能で、レジストリやデバイスドライバをロールバックさせることができる。
これにより安定動作していた状態へ戻すわけだが、全ての設定を戻せるわけではない。

※2 ハイジャッカー
システムやブラウザを乗っ取り、勝手にユーザーの意図しない設定へ変更したり、ユーザーの設定変更を受け付けないようにしてしまう悪意を持って作られたプログラム。








































































※3
Alt+F4
現在開いているウィンドウを閉じるためのショートカット。
ウィンドウが画面いっぱいに開かれ、閉じるボタンもメニューも表示されていない場合に使用する。


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