第8回 外付けハードディスクをスタンバイディスクに

今回は、第2回〜第4回で紹介したような改造に抵抗がある人や、ノートパソコンユーザーを対象にしたStandbyDiskの活用法を紹介します。

スリムタイプのデスクトップパソコンやノートパソコンを使用していると、どう頑張ってもハードディスクを2台納めるのは不可能な場合があります。
そのような場合は、外付けハードディスクを使用してStandbyDiskの設定を行いましょう。

環境を準備する

今回は、ノートパソコン(DELL Latitude C800)と、2.5インチハードディスクを外付けにするケースを使用しました。ハードディスクは、内蔵/外付け共に、80GBの2.5インチハードディスクです。

 
今回使用したノートパソコンと、2.5インチハードディスクケースです。
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  ハードディスクは、80GBの2.5インチハードディスクを2台用意しました。
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片方の2.5インチハードディスクはノートパソコンに内蔵し、もう片方はハードディスクケースに内蔵します。
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接続完了!

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以上で接続が完了しました。
Windows上で、接続したハードディスクが正しく認識されているかを確認するために"ディスクの管理"を開きます。

外付けハードディスクも正常に認識されています。
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ディスクが正しく認識されていることを確認したら、次は外付けハードディスクをスタンバイディスクとして設定します。

スタンバイディスクの設定を行い、ディスクの同期も
行いました。
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スタンバイディスクからOSを起動する

実際にトラブルが発生したときは、スタンバイディスクからOSを起動するために、ハードディスクの交換を行う必要があります。
ここでは、 実際にハードディスクを交換する手順を説明していきます。

 
パソコンの電源を切り、内蔵ハードディスクを取り出します。取り外し方法はパソコンのマニュアルを確認してください。
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  外付けハードディスクの中からもハードディスクを取り出します。
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外付けハードディスクから取り出したハードディスクを、ノートパソコンに取り付けます。
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  パソコンの電源を入れると、スタンバイディスクからOSが起動します。
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以上が、外付けハードディスクを使用したStandbyDiskの活用方法です。

ヘッダサイズ(※1)に注意

上では外付けハードディスクをスタンバイディスクとして使用する方法を説明しましたが、この使用方法には1つ注意しなければならないことがあります。
ここでは、ハードディスクの解説を交えながら、その注意点を解説します。

スタンバイディスクからOSを起動させるには、ハードディスクの"ヘッダサイズ"がカレントディスクと同じ値でなければなりません。
"ヘッダサイズ"に関しては、コラム右側の注釈を読んで頂くと、だいたいの感じはつかんで頂けると思います。早い話が、ヘッダサイズが異なると、Windowsが起動できないと言うことです。そして、ヘッダサイズはパソコンによっては異なっていることがあります。

では、ヘッダサイズにズレがないかを調べるにはどうしたらよいでしょうか?
StandbyDiskのCD内には、このヘッダサイズを調べるためのツールが用意されています。
StandbyDiskのCDをCD-ROMドライブに入れます。インストーラーが起動した場合は終了させます。[マイコンピュータ]を開き、StandbyDiskのCDを挿入したCD-ROMドライブのアイコンの上で右クリックし、メニューから[開く]を選択します。 CDの内容一覧が表示されたら[HdCkTool]フォルダを開き、[DriveGeometry.exe]を実行します。

DriveGeometryを起動したところ。
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DriveGeometryが起動したら、ダイアログ内の"Heads"の値を確認します。

カレントディスク(Drive # 0)と外付けハードディスク
(Drive # 1)の値が同じであれば問題はない。
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"Heads"の値が同じであれば問題はありませんが、値が違う場合はOSが起動できない可能性が高くなります。実際に"Heads"の値が違う場合の動作を見てみましょう。

使用したノートパソコンは、IBMのThinkPad X21です。
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ThinkPad X21に外付けハードディスクを接続して、DriveGeometryでHeadsの値を確認してみます。

 
外付けハードディスクを接続したところ。
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  DriveGeometryを起動してHeadsの値を確認すると、カレントディスク(Drive # 0)は"240" で、外付けハードディスクは"255"です。
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実際に外付けハードディスク内のハードディスクを、ノートパソコンに搭載してOSを起動してみます。

ブートローダの読み込みが行えず、左上にカーソルが出るだけで停止してしまいます。
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この現象は、ThinkPadシリーズの何台かで確認されています。
ただし、OSの起動はできませんが、スタンバイディスクからファイル/フォルダ単位の復元を行うことは可能です。 データを保存しているパーティションのみをバックアップする用途であれば、問題なく使用することができます。

どうでしょうか?今回のコラムで、スリムパソコンユーザーやノートパソコンユーザーにも関心を持って頂ければ幸いです。

第9回 ネットワーク共有フォルダも同期
















































































































































































※1
ヘッダサイズ
ハードディスクの詳しい説明をすると話が長くなってしまうので、簡単にまとめます。
ハードディスクのアクセス方法に"CHS"という規格があります。これは"シリンダ(Cylinder)"、"ヘッダもしくはヘッド(Head)"、"セクタ(Sector)"の略で、かなり昔のパソコンから使用されてきた規格です。現在のパソコンでは"LBA"や"Big Drive"という規格が主流になっています。
しかし、Windowsのブートローダは未だにCHSの値を読み取ってOSを起動させます。
ここで問題となるのは、コンピュータによってCHSに割り当てる値が違うということです。
例えば、"A"というパソコンはヘッダサイズが"255"だとします。そして"B"というパソコンのヘッダサイズは"254" だとします。 ここで、"B"のパソコンのハードディスクを、"A"のパソコンに接続すると、ヘッダサイズにズレが生じます。そして、このズレにより、ブートローダの読み込みが正常に行えず、OSの起動に失敗するのです。


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