第9回 ネットワーク共有フォルダも同期

今回は、StandbyDiskでネットワーク共有フォルダも同期してしまう、裏技的な使い方を紹介します。なお、今回のコラムはWindows2000 Professional/Server シリーズおよび、WindowsXP Professional(Home Editionは対象外)を対象としてます。

StandbyDiskは、パソコンに接続されているハードディスク同士の同期を行うように設計されているため、通常の使い方ではネットワーク共有フォルダとは同期させることはできません。しかし、Windows2000からサポートされた"オフライン ファイル(※1)"機能を使用することで、間接的にネットワーク上の共有フォルダの内容をスタンバイディスクとの同期に含めることができます。

では、WindowsXP Professionalがインストールされている環境を例に、設定を行っていきましょう。

 
"ディスク 0"がカレントディスクで、
"ディスク 1"がスタンバイディスク。
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  あらかじめ、スタンバイディスクの設定を
済ませておく。
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"オフライン ファイル"を設定する

側の注釈にもあるように、オフライン ファイル機能を使用すると、任意のネットワーク共有フォルダの内容をローカルハードディスク上にキャッシュ(※2)することができます。

では、オフライン ファイルの設定方法を説明していきます。
まずは、コントロールパネルを開き、[ユーザー アカウント]を選択します。

 
ユーザーアカウントを開いたら、
"ユーザーのログオンやログオフの方法を
変更する"を選択する。
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  "ユーザーの簡単切り替えを使用する"に
チェックが入っている場合は、チェックを
外して[オプションの適用]をクリックする。
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[マイコンピュータ]を開き、[ツール]メニューから[フォルダオプション]を選択する。
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  フォルダオプションダイアログが開いたら、[オフライン ファイル]タブを選択し、
[オフライン ファイルを使えるようにする]に
チェックを入れる。
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任意のネットワーク共有フォルダの上で
右クリックし、メニューから"オフラインで
使用する"を選択する。
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  オフライン ファイル ウィザードが起動した
場合は、[次へ]をクリックする。
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必要に応じて、同期タイミングの設定を
行う。なお、後からでも設定が可能です。
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  "デスクトップにオフライン ファイルの
ショートカットを作成する"にチェックを入れ、[完了]をクリックする。
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オフライン ファイルの設定完了!
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以上で、オフライン ファイルの設定が完了し、ネットワーク共有フォルダ内のファイルがローカルコンピュータ上に読み込まれました。
あとは、StandbyDiskの同期を行うことで、間接的にネットワーク共有フォルダがバックアップできます。

補足・注意事項

オフライン ファイルの同期設定は、[フォルダオプション]の[オフライン ファイル]タブ内の項目で行えます。 ログオン時やログオフ時に、自動的に同期を行う設定もできますが、手動で任意に同期することもできます。

 
オフライン ファイル フォルダの[ツール]メニューから[同期]を選択する。
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  [同期する項目]ダイアログで、任意の項目を選択して[同期]をクリックする。
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オフライン ファイルは、"WINDOWS"フォルダ(Windows2000では"WINNT"フォルダ)内にある、"CSC"フォルダに保存されています。オフライン ファイルを使用する場合は、"C:"ドライブの空き容量に注意してください。

オフライン ファイルは、Windowsが特別な管理方法を用いているため、StandbyDisk エクスプローラでは参照できません。そのため、ファイル、フォルダ単位で復元することはできません。 また、"CSC"フォルダだけを復元しても、オフライン ファイル フォルダの内容は復元されません。 オフライン ファイルを復元する場合は、一度スタンバイディスクから起動する必要があります。

今回のテクニックは、使用できるOSが限られていて制限事項もありますが、別途フォルダ同士を同期するソフトウェアを使用することで、Windows2000/XP Professional以外のOSにも適用することができます。













※1
オフライン ファイル
Windows2000からサポートされた機能で、任意のネットワーク共有フォルダをオフライン ファイルとして設定しておくことで、その後ネットワークが実際に繋がっていなくても擬似的にネットワーク共有フォルダの内容を参照できるようになる。再びネットワークが接続されると、実際のネットワーク共有フォルダの内容と比較、同期が行われる。
















※2
キャッシュ
お金のことではなく、これから読み込まれる可能性のあるデータを、実際にデータが存在する場所から直接読み出すよりも、さらに高速に読み出せる場所へ蓄えておくこと。
例えば、インターネット上のファイルであれば、ローカルコンピュータのハードディスク上にデータを読み込んでおく(キャッシュしておく)。ハードディスク上のファイルであれば、メモリ上に読み込んでおく(キャッシュしておく)。といった具合である。


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